カウンセリングの選び方【過干渉毒親育ち向き】

解毒の話

カウンセリングってみなさん受けたことあるだろうか?

ツイッターで定期的にこんな声を聞く。

「カウンセリングでこんな心ないことを言われた」

「自称カウンセラーは危険。カウンセリングは臨床心理士や公認心理士を選ぶべき」

「臨床心理士や公認心理士でも外れる時は外れる」

正直どの意見も正しいと思う。カウンセリングを選択する時に万人に絶対安心といえる方法がないことがまた困る。

「じゃあどうしたらいいんだ」とカウンセリング受診を諦めてしまう気持ちもよくわかる。

今回はカウンセリング受診歴(コーチング含む)4年目の私が、毒親育ちのカウンセリングの選び方について見解を述べてみる。

ちなみにカウンセリングがマイナスを0に近づけていく方法だとすると、コーチングは0からプラスを積んでいく方法である。今回はカウンセリングに絞って話したところが多い。

ハイリスクな場合は安易にカウンセリングを薦められない

身近でカウンセリングを躊躇っていた人も知っている。

その人は私のカウンセリング経過を実際に見ていたので治療に踏み切れたのだと思う。

「何を話していいのかわからない。本当に治療が自分に効くのか」と疑っていたほど深い傷を抱えている人だった。

ただでさえフラッシュバックが苦しいのに、それを人に話すというのは下手すると命にかかわる。話す相手を慎重に選ばないといけない。

その意味で安易にカウンセリングを受けることに不向きなタイプがいることも確かだ。

カウンセラーの肩書もある程度参考になるが、さらに大事なことは「この人は自分が納得する考え方を持っているか」と納得いくまで情報を集めておくことだと思う。

他の治療方法もある中、毒親育ちにカウンセリングがオススメの理由は?

理由としてはカウンセリングを選択することで、自分だけでは気付かない歪みにも適切なタイミングで向き合えるというのが大きい。

親が毒親だという自覚は10代前半からあったけど、私がカウンセリングを受けるようになったのは成人後だった。

どのカウンセリングがいいのか、お金がどのくらいかかるのかわからなかったためだ。

大人になって仕事のミスに深刻に悩むようになった。あとは恋愛や人間関係での失敗がどうにもできなくなった。

機能不全家族が原因の場合は幼い頃から認知の歪みを当たり前に抱えるため、普通より長く治療が必要になることも多い。

認知の歪みによる生きづらさが薄まっていってもその先で課題が出てきたりもするので、私なんかはカウンセリングやコーチングとの付き合いが4年目に突入してしまった。今では扱いにくい面のある自分のことを少しずつ好きになっている。

最近は毒親についても書籍がたくさん出ているし、ネットを使えば情報や仲間をいくらでも見つけることができる。自分で満足できればそれでもいいと思う。

あとは心療内科の薬物治療の方が合う人もいるだろう。カウンセリングは話せば話すほどフラッシュバックが苦しいということもある。打ち明ける相手は慎重に選んだ方がいい

私の場合は、カウンセリングを慎重に選んで根本の治療を行うことを選択したから不調に振り回されることが減ってきている。

カウンセリング選びは詳しい情報収集が鍵

身近な人の場合は、私が受けているカウンセラーにその人のカウンセリングをお願いした。

私の治療が進むにつれ、その人が同じ治療が必要であることに気付いていったためだ。

信頼できる人の口コミは大きいように思う。

もし気になるカウンセリング系のサービスがあって、それを提供している人が情報発信や書籍を出しているのであれば、ある程度情報を集めておくのがオススメ。

毒親育ちの場合は基本的に生きづらさと闘わなければならない人が多い。余裕ができた時でいいので自分に合うことをしてくれそうなものをピックアップしておき、いざとなったら駆け込む。

傷が深刻であればあるほど、マッチするカウンセラーにいきなり出会うのは難しい。

カウンセリング選びの初期の頃、cotoreeというカウンセリングサービスでアプリに自動的に割り当てられた心理士のカウンセリングを受けたことがある。

心理士はいい人だったが、私はとある悩みにもっと深く向き合ってほしいと思ってしまった。

何冊か本を読んだことのある岡田尊司医師のクリニックのHPを見てみると、電話カウンセリングをやっていることに気が付いた。申込フォームに長文を送ったことから始まり、今でも間接的にかかわりがある。

身近な人の場合も、ネットで検索してみて資格や経歴のあるカウンセラーを選んだようだが、的外れなことを言われてしまった。経歴は素晴らしかったが、「運動するといい」ばかり言われてしまったようだ。その人の場合は私と同じカウンセラーに頼む決心がついたので、最初に中途半端にマッチしなかったことがむしろ幸いだった。

私が書いてある肩書きの羅列だけではわからないと思う理由は失敗の実体験があるからだ。基本的に発言に着目して探した方がミスマッチのリスクは減る

私は後に違う心療内科でカウンセリングを勧められたことがあるが、初期のカウンセリング選びで自分が何を深く聞いてほしいのかわかってしまったため、そこのカウンセリングを受けることは考えなかった。

私が知っている中で毒親育ちにおすすめなサービス3選

1.岡田クリニック

リンクはこちら

メールフォームから申し込み、さらに細かい状況などを事前に問診票に書いて送る流れ。電話・スカイプ相談も可能。80分8000円。

私が最も長く続いているカウンセリング。担当の心理士がカウンセラーを辞めてしまったけど、それでもいいカウンセラーがたくさんいる。

提携クリニックのカウンセラーで全く問題なし。

岡田医師がオーダーを出した心理士が担当になるので、クライアントに合う確率は高いと思う。

岡田尊司著『愛着障害』

症状が重度な場合も治療できる。

正直良すぎてあまり大々的に広めたくないレベル。もう有名だとは思うけど。

デメリット:解毒がある程度進んだ時にグループカウンセリングなどの道がないこと。

2.いのっちの電話

坂口恭平氏(@zhtsss)が無料でやってる電話相談(09081064666)

死にたいと思っている人に対して、その人が好きなものを引き出してやらせてみるのが巧みなイメージ。

実際には私はほとんど電話をかけたことがない。

「死にたいってほどじゃないからやめた方がいいのか?」って。

坂口恭平氏はかなりの本を出しているので、気になるものを読んでみるといい。

坂口恭平著『苦しい時は電話して』

デメリット:「死にたいほどじゃないけどなんとなく苦しい」程度だと電話をかけづらい

3.自意識書き換えコーチング

Army(BTSのファン)のイロさん(@irohakataru)が推しと愛を軸に自意識を劇的に書き換えていった実体験と知識を基に行っているコーチング。

料金は高めだが、いつでも相談ができる環境を提供してくれる

この方もブログnote・ツイッターから情報収集できる。

グループでの話し合いもある。変化の途中なので総評価は難しいが、私の場合は創作・文章化が何より大切なことに気付かされ、こうして文章を発信するようになっている。

デメリット:コーチングは料金設定が高めになってしまうので、値段最優先の人は難しい(₌価格が高いのでそれだけ真剣に取り組めるメリットあり)

本やSNS発信で参考になる人についても機会があればまとめるつもり。

読んでくれてありがとう!!

コメント

  1. https://wwd.com より:

    What a data of un-ambiguity and preserveness of valuable knowledge concerning unpredicted feelings.

    • ruriruri9402 tomoa0233 より:

      こちらのコメントが物凄く励みになりました!

      意欲がみなぎって、数か月挫折していたサイトの作り替え作業を一瞬で終わらせることができたほどです(URL変更)。
      どうかこのページを見た皆様が幸せに過ごされていますように。

タイトルとURLをコピーしました